1. 目的
数学を楽しむ。そのための基礎になる高校から大学へ滑らかにつながる数学を楽しく学ぶ。
2. 内容:「解析学の初歩とその延長線上にあるもの」
予備知識:数Ⅲ 微積分の基本計算
(担当講師:NPO 数学みえる化プロジェクト 安田富久一 <経歴は本文面末に記載>)
(i) 高校数学で感覚的に理解した極限・無限がもつあやふやさを確固たる理解に昇華させる。
(ii) 大学では確立された理論の流れで講義が終わる話題を、数学の面白さを味わいながらじっくり時間を
かけて展開させていく。
(iii) 学習会について
<場所> 札幌エリアで実施
<寺子屋スタッフ> 講師・アシスタント:NPO 数学みえる化プロジェクト会員
アシスタントにはこれまで2 年間実施した寺子屋を楽しんできた先輩もいます。
<授業> 一応の話題を設定して講師が授業を進めるが、
•講師や先輩スタッフからの発問
•参加者の興味・関心・疑問から生まれる質問を発端として先輩スタッフと一緒に興味を膨らませ、関心
を深めていく。
3. 参加対象
(1) 高校生:高校の範囲を超えて数学に関心がある高校生。
(2) 大学生:“ 学ばされる数学” ではなく、“ したくなる数学” に関心がある学生。
<注>参加費は無料です。
参加するためにNPO 数学みえる化プロジェクトへ入会する必要もありません。
4. 使用テキスト:特になし(学習会終了後、メールでその日のまとめを送付)
5. 参加申し込み
この案内の最後にある、参加申し込みフォーム、に必要事項を記載してください。
6. 注意事項等
(1)(学習会日時等)
第1 回目の寺子屋開始を5 月上旬で考えていますが、4 月末頃に学習会前に顔合わせや打ち合わせ等を
兼ねて、オリエンテーション的な機会を設けたいと思います。その日時場所は現在未決定です。参加
申し込みフォームに記入いただいたメールアドレスへご連絡いたします。
(2) 自主学習会(寺子屋)について質問があれば、NPO 数学みえる化プロジェクトの事務局宛にメール
(この案内の末尾にアドレス記載)で質問してください。
(3) 参加に際して保険等の措置はありません(例えば、日本スポーツ振興センター、ならびに安全互助会
は支給対象外)、行き帰りの際や会場内での怪我等は自己責任となります。
(4) 参加申し込みが10 名程度に達した段階で締め切ります。
【学習会の大まかな流れ(予定) 】
<導入>スターリングの公式の証明に必要な知識の理解と証明
(a) 有名なスターリングの公式
(b)(高校では学習しない)実数の性質・有界・上限・下限・収束の定義(ε − δ 論法)
<解析に浸る>完備性について
(a) 有理数の世界から実数の世界へ
(b) コーシー列・完備性・縮小写像の原理
(c) 一様収束と各点収束(グラフが近づくとは)
(d) 距離とは何か・距離空間
<実数の世界を究める>実数論
(a) 数の歴史の概観・実数が持つ様々な性質:実数論
(b) 集合の元(要素) の個数・無限個の多さを測る
(c) 開集合・閉集合・集積点・内部・外部って何だ? 境界線って・・・?
(d) コンパクト(化粧道具ではない:無限を有限で手懐ける道具)
(e) 中間値の定理・連続関数と最大値・最小値
【講師経歴】
大阪大学数学科卒業・北海道大学大学院理学数学専攻修士修了
高校数学教諭:留萌高校・札幌南高校・旭川北高校・函館中部高校
(札幌南高校最後の年は中華人民共和国鞍山鋼鉄学院の日本語講師として派遣された)
北海道教育委員会指導主事:宗谷教育局・石狩教育局
教頭:森高校・札幌北高校
校長:遠軽町立遠軽郁凌高校・滝川高校・室蘭栄高校
大学教授:千歳科学技術大学特任教授
【参加申し込みフォーム】
次のURL またはQR コードから入ってください。
•(URL) https://forms.gle/cTMiZdacBSnRMsxm6
•QR コード
NPO 数学みえる化プロジェクト
事務局メールアドレス
info@mathvis.org